調達性・生産性に優れた新型鋼管柱

　大型プロジェクトにおける大量の鋼管柱需要に対応するために開発した新型鋼管柱。従来型の鋳鋼製朝顔形支承板は鋳造工程を必要としていましたが、JIS規格鋼板を切断・加工するだけで製作できる鋼製積層型支承板を採用し、従来品と同等の安全性を確保しながら、優れた調達性・生産性を実現しました。

従来の鋳造工程から切断加工になったことにより

　　　　① 設計軸力に応じた仕様・形状の標準化により、設計実務の効率化

　　　　②切断加工と溶接接合により、製作工程を簡素化！

従来品に比べて製造工程を約５０％削減！！

従来品と同等の安全性を確保！

　実物大の載荷実験を行い、鋼製積層型支承板（新型支承板）が鋳鋼製朝顔形支承板（従来型支承板）と同等の性能（安全性・施工性等）を有していることを確認しております。

関連論文：岡ノ谷圭亮ほか：鋳鋼製朝顔形支承板に代わる鋼製積層型支承板を用いた地下空間用合成鋼管柱の開発，土木学会論文集F2（地下空間研究），Vol.78，No.1，pp. 33-50，2022.（令和５年度土木学会論文賞受賞）

あらゆる地下構造物に使用可能！

 ◆導入実績

・東京メトロ日比谷線神谷町駅地下連絡通路

　本製品は、あらゆる地下構造物に使用することができます。地下構造物の建設事業者、大型プロジェクトでの工期・コスト削減を目指す方、調達リスクを軽減したい調達担当者、設計業務を効率化したい構造設計者におすすめです！